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適応障害と向き合いながら働く。現場男の心の整え方

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はじめに – 現場に立ちながら、心が折れかけていた話

毎朝、作業着に袖を通して現場に出る。
周りからは「元気そうですね」「頼りになりますよ」と言われるけど、夜になると眠れなくなる。
…正確には、眠剤がないと眠れない
心がずっとどこかに引っかかっているような感覚。抜け出せないトンネルの中で、ただ作業をこなしているような日々。

けれど、不思議と現場にいるときだけは、少しだけ楽になれる。
黙々とケーブルを通し、配線を整え、動作確認をする――
その繰り返しの中で、「自分はまだ大丈夫かもしれない」と思える瞬間がある。

実は、今、離婚訴訟を起こそうとしている
そしてその背景には、心の病――適応障害がある。


結婚生活で感じた「自分らしさ」が壊れる瞬間

思い返せば、結婚した当初からうまくいっていたわけじゃなかった。
価値観のズレ、言葉のすれ違い、気持ちの温度差…。
けれど「家庭を守るべき男」として、どこかで我慢し続けていた。

ある日、気づいた。
家に帰るのが怖くなっている自分がいた。
小さなことでも責められる。
一緒にいる空間が、苦しくて仕方ない。
それでも「自分が悪いんだ」と思い込んでいた。

そんな毎日の中で、自分の「居場所」って何だろう?と考えるようになった。

早く家に帰ることが嫌で、コンビニやスーパーの駐車場で時間を潰す毎日。
「なにしてんだ?自分・・・」


医師に言われた「適応障害」の診断と現実

病院に行こうと決めたのは、もう心が限界だったから。
診察室で医師に話すうちに、自然と涙が出た。
「適応障害ですね」
その言葉を聞いたとき、ショックだったというより、ああ、自分はちゃんと“つらかった”んだと感じた。

それまで、感情を抑え込んで生きてきた。
泣くのもダメ、弱音を吐くのもダメ――そう思ってた。
でも診断が下りて、初めて「助けを求めてもいいんだ」と思えた。


それでも現場に出る理由

体調が悪い日もある。夜眠れないまま朝を迎えることもある。
でも、それでも現場に出る。

なぜか?
現場にいると、自分の手で“何かを整えている”感覚があるから
ぐちゃぐちゃになったケーブルを整理して、図面通りに仕上げていく作業。
無心になれる。余計なことを考えずに済む。
それが、自分の心を守る時間になっていた。

現場って、ある意味「生きてる実感」が持てる場所なんだ。
家では存在が否定されても、現場では「必要とされている」。

そのギャップに救われていた。


離婚を決意。これから訴訟、そして未来へ

今、離婚訴訟の準備をしている。
話し合いではどうにもならなかった。
長く一緒にいたけれど、これ以上自分を削って生きるわけにはいかないと、ようやく決心できた。

正直、怖い。
経済的な不安、親権のこと、周囲の目…。
けど、それでもこのまま我慢し続けていたら、自分が壊れてしまう。
何より、自分自身を裏切ってしまうことになる。

今はまだ道半ば。
でも、「心から笑える日」を迎えるために、一歩を踏み出したところだ。


同じように悩む誰かへ – 働くって、自分を守る手段でもある

もし、これを読んでる人が「心が限界かもしれない」と思っていたら、声をかけたい。
無理して笑わなくていいし、我慢が美徳でもない
むしろ、自分の心を守ることこそが、一番大事な仕事だ。

俺の場合、それが「現場」だった。
人によっては「カフェのバイト」「夜のドライブ」「ひとりカラオケ」かもしれない。
なんでもいい、自分を保てる場所を見つけてほしい。

働くって、お金のためだけじゃない。
生きるリズムをつくることでもあるんだ。


おわりに – 配線直して、心も整える。生活ってそんなもん。

人生は、ときに絡まりまくったケーブルみたいなもんだ。
どこが断線してるか、自分じゃ分からないこともある。
でも、一歩ずつ整えていけば、きっとまた電気は流れる。

俺は、まだ途中。
けど、今日も現場に立っている。
それだけは、胸を張って言えるんだ。

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